書き物遊び。

文を書く練習と、心の整理と。

オランダ妻は電気ウナギの夢を見るか? いや、見ないと思う。

今回のテーマは『仕事』記事。

 

 

 

バイトの面接を受けた時支配人に『うちはレジャーホテルを目指してるんだよね』と言われ、ナニソレとずっと疑問を持っていたのに、半年も働いておきながら1ミリも考えたことがなかった。なので今回はそれについて書こうと思う。

 

ラブホテルとレジャーホテルの大きな違いといえば、対応される法律が違うということらしい。

レジャーホテルだけに限らず、カプセルホテルやビジネスホテル、旅館といった一般宿泊施設に適応されるのは旅館業法となっている。

厳密に言えば、『宿泊料を貰って人を宿泊させる営業』をしているものには全てこの旅館業法が適応されるようだ。(民泊に関しては近年新たに出来たもので、民泊新法という別の法律に区分されるのだと。知らなかった)

「え、じゃあラブホテルもそうじゃないの?」と言いたくなるが、もちろんラブホテルも類に漏れずそうである。ただ…LOVEがついた途端に適応される法律が増えるのだ。

それはエロに関する職業では良く耳にする、THE風営法。ああそうか、規制が厳しくなるのか。要はレジャーホテルは『旅館業法』のみ、ラブホテルになると『旅館業法+風営法』の届け出も必要となるのだな。へえ×10。

風営法の適応があるということは、要は18歳未満はご利用お断りってことになる。そういえばうちのホテルでも過去に『台風が来るので、子ども含め家族4人で泊まりたい』と問い合わせが来たことがあるらしいが、丁重にお断りしたという話を聞いた。

そういう理由だったのか納得。(台風が来そうでも、子どもを連れてラブホテルに泊まろうという発想は元々ないが)

 

ラブホテルでは無人フロントにポツンとあるタッチパネルで、空いている部屋を選んで入る方式が主になっているが、これも風営法に基づいた仕組みらしい。会計時も自動会計機にて清算が可能、入室から退出まで一切誰とも出会わないで利用できるシステムになっているが、これもラブホテル(風営法に基づいた届け出を出しているホテル)だけが設置できるシステムでレジャーホテルではダメなのだと。へえ×30。

やっぱり密室度が高くなればなるほど、犯罪などに利用されやすくなるとも言える。こういう規制は大事なんだろうな。

 

…ん、待てよ。うちの支配人はレジャーホテルを目指していると言ってたけれど、いつかの未来このホテルにも子どもが入ったり、フロントに人が立ち『ご予約ですね。こちらの宿帳にご記入をお願いします』みたいなことをやることがあるのか???

無理無理無理。だって従業員自体がそもそも接客嫌いの人見知りの集まりだもの。ってか、そういう人じゃないとこういう職業選ばないって。

 

ということで、皆様。

レジャーホテルに憧れて、レジャーホテルの夢を見続ける我がラブホテルに、これからもどうぞ遊びに来てくださいませ。18歳未満はお断りですのであしからず。終。